「淵に立つ」
あらかじめ崩壊している家族を描いたという深田監督。
会話がほとんどない夫婦と一人娘。
そこへ刑務所帰りの男が、突然入り込んでくる。
その男に負い目がある旦那は
親密になっていく二人を見て見ぬふり。
やがて、予期せぬ出来事が起こる。
大人の関係の犠牲になったのは、一人娘だった。
見どころ①
やっぱり
浅野忠信さん!!
怖い~~。
めっちゃ、怖い。
でも、魅力的(笑)
女性の心を揺さぶる技をお持ちなのよ。
そりゃ~奥さんも浮気心起きちゃいますでしょう~(笑)
見どころ②
筒井真理子さんの役作りがスゴイ!!
3週間で、16キロ太って年月が経った姿を体現!!
髪もボサボサで、トレパン姿。
前半の美しさとのギャップに驚きました。
見どころ③
「ほとりの朔子」の時も感じましたが、役者さん達が自然なんですよ。
舞台挨拶で、太賀君が言ってたのですが
相手の言葉をよく聞き、かみ砕いて心で感じる
その監督の教えが、根底に染みついているって。
今回も、ただそこに存在しているってことを意識したんだそうです。
その言葉に、にっこり微笑んだ筒井真理子さんが印象的でした。